盗聴器発見調査の見せかけの料金にご注意下さい。

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探偵に聞いてみた


盗聴器の発見料金に「相場」は存在しない


「盗聴器が心配なのですが、発見料金はいくらが相場ですか?」という質問が届いています。
このくらいなら依頼してもいい……のような目安はありますか?

まず結論から言えば、盗聴器の発見料金に相場というものは存在しません。


素行調査にはだいたいの目安があると聞きますが、盗聴器の発見に料金相場がないのはなぜですか?

盗聴器の発見調査でどこまで調べられるか、調査できる範囲が、各社まったく異なるからです。


どういうことでしょうか?

盗聴器を筆頭に、個人や企業のプライバシーを侵す諜報デバイスすべての種類が「100」あるとして、 そのうち10%しか発見できない業者も、99.9%までカバーしている業者も、みんな同じようにプロを名乗っているからです。
しかし一般の人には、その違いがなかなか分かりません。


そんなに大きな違いがあるのですか!

もっともシンプルな調査は、数万円ほどで市販されている盗聴器だけの発見です。
アナログ電波で、周波数帯も標準的なものを使用した盗聴器になります。
一度設置すれば電池が切れるか、誰かが取り外さないかぎり音声を外部へ発信し続けます。


テレビの番組でたまに見かける気がします。

ごくオーソドックスな発見しやすい盗聴器ですが、これだけしか調査できない業者もあります。
また、引っ越し業者などがオプションで提供している、格安の盗聴器発見サービスもこれに該当します。


もっと高度な調査はどんなものになりますか?

特殊な周波数帯の盗聴器、リモコン式盗聴器、デジタル電波を使った盗聴器、さらには盗撮カメラ、 GPS発信機などの調査があります。
ここまですべてカバーしている業者は、日本中にも数えるほどしかありません。

リモコン式を含むステルス盗聴器の発見が難しい理由

盗聴発見業者も悩ませるデジタル盗聴器の発見が難しい理由とは


やはり高度な盗聴器発見ができるところほど、料金は高くなるのですか?

いいえ、最初にも申し上げたとおり、盗聴器の発見料金にガイドライン的なものは存在しませんから、 料金の高さで調査能力はわかりません。
たとえばアナログ盗聴器発見しかできない業者が15万円の料金を取り、 あらゆる盗聴器盗撮カメラをカバーできる業者が7万円で済むケースもあります。


まったく料金は手がかりにならないんですね……

同じ業者内で料金プランが違うときだけは、判断の目安にすることが可能です。
たとえば同じA社で安い盗聴器発見プラン、高い盗聴器発見プランがあった場合、 間違いなく後者のほうが良い機材を使い、広範囲までカバーできるはずです。

盗聴器発見業者は、料金ではなく「機材の質」で判断しよう!


盗聴器発見業者を比較するには、料金ではなく何を手がかりにすればいいのですか?

確実な見分け方が1つあります。「どんな調査機材を使っているか」をチェックすることです。


調査員の経験などではなく、機材なんですか?

はい。調査員に高い技量は必要ですが、経験だけではどうにもならないのが、 盗聴器発見調査のユニークなところです。
「機材の質」イコール「調査能力」と言っても構いません。


どうしてなのでしょうか?

盗聴器、盗撮カメラには、それぞれが発する電波の周波数帯というのが存在します。
その周波数をカバーできる機材を持っていなければ、調査員に何年の現場キャリアがあっても関係ありません。
高度な盗聴器を発見しようとするなら、それに応じた適切な機材…… 具体的には「受信機」「アンテナ」「受信機をサポートする補助機材」が揃っている必要があります。


生身よりも機材に頼る部分が、ほかの調査よりも大きいということですね。

そうです。
尾行や張り込みは、経験、体力、そして長年のカンなど調査員個人の資質に依存しますが、盗聴器の発見はそれと明確に異なるということです。


奥が深いですね。

しかし逆に考えれば、機材の質がきちんとした業者を選んで依頼することで、料金を無駄にせず済むとも言えます。


あまり機械に詳しくない人も多いと思いますが、そんな人でもプロが使う機材の見分けがつくでしょうか?

いくつかポイントがありますが、優先的に業者に質問したいのは 「5.8GHz帯の盗聴盗撮電波に対応できますか?」「スペクトラムアナライザーを持っていますか?」 「リモコン式の盗聴器を発見できますか?」などです。


スペクトラムアナライザーというのは、どんな機材ですか?

分かりやすくいえば、電波の形を目に見えるようにしてくれる機材のことです。
デジタル式の盗聴器、盗撮カメラ発見などに使用します。


それらを持っているか質問してみて、持っているなら依頼してもいいですか?

基本的には大丈夫です。
逆に、「そんな機材が必要な盗聴器は日本にありませんよ」 「どこの業者もそこまで機材を揃えてませんよ」などお茶を濁すようであれば、 盗聴器発見の能力はあまり高くないと判断できます。
そうやって発見業者の能力を見極めてから、 納得のいく料金なのか検討すると良いでしょう。


こわがらず質問をぶつけてみるのがいいんですね。

はい。そもそも調査力に自信がある業者なら、 質問されなくても自社ホームページなどで機材を公開しているはずです。
まずはそうしたところから情報を集めるのも有効です。
弊社ホームページでも盗聴器発見機材を詳しく解説していますので、よろしければ参考にしてください。
https://www.hakken.pro/merit.htm

盗聴器発見料金のワナには要注意!


先ほど、機材が揃っている業者なら「基本的には大丈夫」とおっしゃっていましたが、ほかに気を付けることがあるのですか?

盗聴器の発見には機材のレベルが大切ですが、もう1つ忘れてはならないのが料金の透明性です。


チラシやホームページに書かれている料金では参考になりませんか?

「盗聴器発見料金10,000円〜」などと宣伝しておき、いざ相談に行ってみるとあれこれ追加して、 その10倍以上の料金になってしまうケースは珍しくありません。
また、低めの料金で契約させておいて、実際に調査をしてから 「盗聴器の発見報酬」「撤去費用」などを別途請求してくる業者もあります。


ちょっと詐欺っぽいですね……

詐欺とまで言えるかどうかは微妙なところですが、少なくとも盗聴器発見の料金が不明瞭なのは間違いないでしょう。
プロとしての誠実さには欠けていると感じます。


どうすれば、そんな余計な支払いを避けることができるのでしょうか?

契約する前に「最終的な支払総額がいくらになるか」を確かめておくのが鉄則です。
あとは調査場所の広さ、どこまで高度な盗聴器と盗撮カメラを調べるか、 GPS発信機も見つけてくれるのか、など諸条件を加味して最終的な判断をしてください。


冷静に考えることが大切なのですね。

盗聴器が仕掛けられているかも、と不安になる気持ちは分かりますが、 そういう時ほど落ち着いて契約に臨んでください。
「今すぐ調べないと大変なことになりますよ!」など、 こちらの弱みにつけこんで強引に契約させようとする悪質な業者もありますが、信用すべきではないでしょう。


まとめると、調査能力は機材の質で判断すること、契約する時は必ず総額料金を確認すること、ですね?

その通りです。
盗聴器発見調査は、見せかけの料金がただ安ければ良いというものではありません。
いろいろな要素を総合的に考えて、納得のいく条件で契約するように心がけていただきたいと思います。


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