小型盗聴器の危険性。小型盗聴器とはどのような形をしているのか。

盗聴されているかも?USBや車のキーも怪しい!小型盗聴器の種類とは

「私が犯罪に巻き込まれるわけはない」
多くの人は実際に犯罪に巻き込まれるまでそんな風に考えています。
実際、日本は北米やヨーロッパなどに比べたら犯罪率は低いため、
「海外にいる時ならともかく、日本で、しかも自分の家で、犯罪被害に合うわけはないだろう」と考えてしまう気持ちも分かります。
ですが、たとえ家の中にいたとしても、犯罪に巻き込まれる可能性があるということを覚えていただきたいと思います。
というのは、現代は、一般の家庭に盗聴器がしかけられていてもおかしくない時代だからです。
今回は、小型盗聴器の危険性や種類について解説していきます。
被害に合わないためにも、ぜひチェックしてみてください。
盗聴器の危険性
なぜ一般家庭に盗聴器がしかけられていても不思議ではない時代か、というと、「盗聴器の購入がとても簡単だから」です。日本では、盗聴器を購入することは、犯罪ではありません。
それゆえ、インターネットなどで、誰もが気軽に盗聴器を購入することができるのです。

盗聴器の利用目的は多数あります。
- ライバル企業の内部情報をさぐるため
- 気になる人や、元カレ・元カノなどをストーキングするため
- 配偶者の浮気の証拠をつかむため
- 空き巣狙い
- 好奇心
「盗聴される理由なんてない」と思っている方でも、空き巣狙いや、ストーキング狙いであれば、盗聴器をしかけられる可能性があるのです。
ご自身にまったく非がないのに、盗聴される、というパターンもあるということを覚えておきましょう。
小型盗聴器のサイズ・種類
盗聴被害が懸念される理由は「盗聴器を気軽に購入できる」点に加え、「盗聴器の小型化」が挙げられます。
近年の盗聴器は技術の進歩に従ってますます小型化しています。
さらに種類も豊富になっているので、一見して盗聴器だと分かりにくいものが増えているのです。
ここでは、小型盗聴器のサイズや種類についてみていきましょう。
※サイズは全てミリ表示です。
@ USB型
USBとして使用できると、「これはUSBなんだ」と油断してしまいがちですが、両方の機能をそなえている小型盗聴器があることを認識しておきましょう。
ICレコーダー「SK-868」もそんな小型盗聴器の一つです。
連続で約15時間録音でき、最大録音時間は約25時間です。
見た目はUSBそのものです。
【サイズ】
幅21×高さ9.4×奥行70。主さは約13グラム。
A 車のキー型

「偽装式 録画カメラ(リモコンキー型カメラ内蔵レコーダー)REC-CA003」
は、車のキーの形をしていますが、録音することもできるほか、録画にも対応しています。
【サイズ】
縦71×横35×厚さ17B 電卓型

「電卓型録音機 REC-CAL」は録音している間、ランプが点灯する仕組みになっていますが、希望者はランプを除去することができ、悟られずに録音できるように配慮された商品です。
【サイズ】
縦149×横120×厚さ45C ボールペン型

「大容量8GB ボールペン型録音機 REC-P8G」は、小型ながら1152時間の録音に対応しています。
【サイズ】
縦145×厚み15上記に紹介した意外にも、コンセント型や、キーホルダー型の小型盗聴器など、様々な種類の盗聴器が出回っています。
「普段使っているものだから」と思っても、実はそれが盗聴器である可能性もあるのです。
「いつの間にか家にあった」
「昔の恋人からもらった」などの品は、盗聴器である可能性もあると覚えておきましょう。
小型盗聴器の仕掛けられやすい場所

家に盗聴器が仕掛けられている、という場合もありますので、盗聴器が仕掛けられていないか、確認しておきましょう。
小型盗聴器が仕掛けられがちな場所としては
- エアコン
- 机
- 時計
- 電気
- 花瓶
- 絵などのかざり
- コンセント
また、家の外では、新聞受けなども誰でも自由に触れる場所なので、盗聴器が仕掛けられがちです。
最後に
今回は小型盗聴器のサイズと種類、仕掛けられがちな場所について解説してきました。
「小型盗聴器ってこんなに種類があるの?」
「こんなに小さいの?」と驚いた方も多いのではないでしょうか?
盗聴被害は、自分に非がなくても起こりえます。
誰でも被害者になりうるのです。
普段から気を付けておくことが大切ですが、特に
「近隣で盗難が相次いでいる」
「元恋人がストーカー気味である」
など盗聴被害の可能性が高い場合は、室内や周辺に盗聴器が仕掛けられていないか、確認してみましょう。
様々な形の盗聴器が開発されていますから、盗聴器がないか確認する際は、
「これが盗聴器なわけはない」という思い込みを捨てて行ってください。
小型盗聴器を見つけた場合は、速やかに警察、または信頼できる盗聴器の発見業者などに除去を依頼しましょう。
