車の盗難の手口と盗難対策について

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探偵に聞いてみた

車の盗難対策!自動車盗難の手口とその対策について


日本では、年間に1万件ほどの自動車盗難事件が発生しています。この発生件数はここ10年で減少傾向にありますが、安心はできません。

車のキーもスマートキー化が進み、盗難が難しくなったと思われていますが、スマートキーを使った車が盗難に遭うケースも報告されています。

愛車を盗難被害から守るために、車の盗難の手口と対策について理解しておきましょう。


車の盗難の手口

まずは、車の盗難の様々な手口についてみていきましょう。

窓を壊す
古典的な手口に、「車の窓を壊す」という手法があります。

「窓を壊しても鍵がないから盗めないのでは」というのは安易な考えです。

車泥棒のプロは、キーシリンダーを壊し、配線をいじることで簡単に車を発射させることができるのです。「うちの車にはイモビライザーがついているから」といって安心はできません。
イモビライザーとは、電子的な鍵の照合システムによって、専用の鍵以外ではエンジンの始動ができないという自動車盗難防止システムのことです。

近年発売されている車の約七割には盗難防止のためにこのイモビライザーが搭載されているのですが、イモビライザーが普及したことにより、 自動車の盗難防止機能を解除する装置の「イモビカッター」が発明され、 イモビカッターを利用して盗難が行われることもあるため、イモビライザーは万能とは言えないのが実情です。

車の鍵を盗む・模倣する
財布などから車の鍵を盗んで車を奪う泥棒もいます。

また、なんらかの形で車の鍵を手に入れ、合い鍵を作っておいて持ち主が目を離した隙に車を持ち去る、という手の込んだことをする車泥棒もいます。

鍵の抜き忘れを狙う
車の盗難をもくろんでいる人たちにとって、鍵の抜き忘れほど美味しい案件はありません。そのまま乗って行ってしまうことで簡単に盗むことができます。

事故を装う
二人以上のチームで車の盗難を繰り返している場合、事故を装って車を盗むことがあります。
まず一人が車にぶつけ、事故を装います。あなたが慌てて車から降りてきたところを狙って、すかさずもう一人が車に乗り込み、持ち去ってしまうのです。


車の盗難対策

次に、車の盗難対策についてご紹介します。

車を止める場所に注意
第一に、鍵の抜き忘れには十分に注意する必要があります。

また、車を止める場所にも注意が必要です。犯人の気持ちになって考えてみましょう。

人通りが多くて明るい場所と、ひっそりとしいて人目につかない場所、どちらが盗難に適しているでしょうか?
盗みにくさについて考えると、ライトがあり、人通りが多い駐車場に止めるのがよいでしょう。

立体駐車場に止める場合は、なるべく低い場所に止めましょう。路上駐車は、人目が無いことが多いので、なるべく避けた方がよいでしょう。

自宅の駐車場に防犯対策を施す
お金になりやすい車の場合、自宅の駐車場に止めているだけでターゲットにされてしまう場合があるのです。

ですから、なるべく車を人目に触れさせないようにしましょう。自宅駐車場にシャッターが取り付けられるならば、シャッターをとりつけておくとよいでしょう。

シャッターの取り付けが難しい場合は、人がきたらセンサーで反応するライトや、見せかけだけでもよいので防犯カメラを設置するなど、 「防犯対策をしっかりしているうちなんだな」といった印象を与えられるように工夫しましょう。

泥棒は、「何が何でもあなたの車が欲しい」とは思っていません。「お金になりそうで、簡単に盗めそうな車はどこにあるかな」と探しています。

ですから、ちょっとした防犯意識を感じさせることで、ターゲットとして狙われにくくなるのです。

ステアリングロックを設置する
ステアリングロックとは、ハンドルを回すことができなくなる装置で、盗難防止に効果があります。
設置すると、エンジンを切って鍵を抜いた状態でハンドルを回そうとしたとき、盗難が行われていると想定され、ハンドル操作ができなくなるという効果があります。


車が盗難されてしまったらどうしたらいい?

最後に、車を盗難されてしまったときの対処法についてご説明します。

警察に届け出る
最初にするべきことは警察に届け出ることです。早期の調査が早期発見につながりますので、速やかに警察に連絡し、被害届を出しましょう。

免許証の再発行申請
免許証を車内においたまま盗難されてしまった場合、不正利用を防ぐために免許証の再発行申請を行いましょう。

保険会社に連絡
車両保険に加入している場合、保険金が支払われるので、加入保険会社へ申請を出しましょう。

盗難届を出す
都道府県の納税事務所に、自動車盗難の申し立てを行いましょう。この申し立てを忘れた場合、自動車税が課税され続けてしまうため注意が必要です。

抹消手続きを行う
現住所を管轄している、陸運支局、または自動車検査登録事務所に出向き、盗難車の抹消の手続きを行いましょう。


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