浮気の仕返しは合法な手段で

浮気をされた腹いせに仕返しをやってはいけない理由

浮気相手に仕返しをしたいと思うのは当然ですが、違法なやり方でやってしまうと罪を問われることになりかねません。

浮気相手に対して仕返しをしたい方、なぜこちらばかり毎日つらい思いをしないといけないのか？どうして相手の方は何もなかったように毎日生活しているのか・・と思えば思うほど理不尽な気持ちになります。

そこでここでは浮気の仕返しでどういったことが違法になって、どういったことなら合法なのかをご紹介します。
浮気相手に仕返ししたいと思っている方は、一度心を落ち着かせ、冷静な判断を心がけでください。

違法な仕返しとは

あなたがネット上の掲示板で浮気相手の名前を書いたとしましょう。
また、ご自分のブログなどに「この人は私の夫と浮気した」と浮気相手の名前と一緒に書いたり、SNSを使ってその情報を拡散してしまうと、名誉棄損に当たります。

浮気をされた方からすれば、「浮気は事実なのにどうして？」と思われるかもしれませんが、本当のことであっても実名で誹謗中傷してしまうと、プライバシーの侵害または侮辱罪に当たると言われています。
罪としては3年以下の懲役または50万円以下の罰金と重いものです。

ネット上の誹謗中傷は不特定多数の人が目にしますが、浮気相手の周りの方が見るかどうか分かりません。

もっと浮気相手の身近な人に、浮気の事実を知らせたいと思うあまり、
近所にビラを配るという人もいるようですが、
このような場合もネットで実名を掲載するのと同じで、
侮辱罪、プライバシーの侵害、名誉棄損となります。

浮気されたということであなたが被害者ですが、ビラやネットで相手の実名を書いて公表した場合、こちらが加害者になってしまうため絶対にやってはいけません。

なお、不貞行為は倫理上だと不法行為になりますが犯罪とは言えません。
にもかかわらず、あなたがこういったことを行えば、相手が告訴すると刑事罰を受けることもあり得ます。
日本では相手がいくら悪いことをしたり、犯罪者だったりしても直接相手に仕返ししたりする私刑は許されません。

また、浮気相手や浮気をしたパートナーに暴力を振るったとして、相手に罪の意識があるあまり訴えないということもあるかもしれませんが、原因はどうあれ基本的に暴力を振るった方に非があると見られるため、暴力を振るう行為はしてはいけません。

合法的な仕返しとは

では、合法的に浮気相手へ制裁を下すにはどうすればいいのでしょうか？
それはずばり、お金で解決することが一番です。

お金をいくらもらったところで気が済まないという方もいらっしゃると思いますが、これ以上自分が傷つかないためにはお金で解決するのが安全で、リスクも少ない方法です。

ですが、お金をもらったらはい終わりということではありません。
慰謝料請求は相手が誠意を見せない時ほど、効果的な方法だと言われています。
ただ、慰謝料請求と一言で言っても、お金をもらったら終わりではなく、請求の仕方や示談の方法でご自分の納得できる制裁、つまり仕返しを行えると考えることもできます。

慰謝料を請求するために内容証明を郵送したのに応じないとか、無視されるなどの場合は浮気相手を訴えるのが一番です。
裁判に進展すれば、お金や時間がかかるため相手に精神的、金銭的苦痛を負わせることができます。
つまり、これが相手にできる合法的な仕返しというわけです。

浮気の仕返しは合法的に！

浮気をなかったことにはできないですが、ずっと夫や浮気相手を恨み続けていても果たして幸せになれるかどうか疑問です。

仕返しをすることですっきりすると言えばそうですが、逆に逆恨みでもされてしまったらご自分も同様のいやがらせや仕返しを受けるかもしれません。

なので、慰藉料請求などの合法的な方法で相手に制裁を加えることが大切なのです。
特に、相手が浮気を認めなかったり、誠意を見せなければ慰謝料請求によって相手を追いつめることが可能です。

相手を無傷で終わらせたくない、相手にも恥をかかせてやりたい・・などの気持ちをすっきりさせることができるはずです。

その後、夫と一から出直す、離婚する・・など具体的なご自身の幸せを考えるようにすればいいでしょう。
まず、ご自分が受けた精神的な苦痛に対する慰謝料を受け取れる方法を最優先に考えることが大切です。

その後、けじめがしっかりとついたらご自分の幸せだけをゆっくりと考えながら生きていきましょう。
浮気されたことでつらい思いをした時間はどんなにお金を払ったとしても戻らないですし癒えないでしょうが、やり方を間違えてしまうと、逆にあなたが違法行為で罪に問われるかもしれません。

浮気の仕返しで困ったら

浮気相手に合法的に仕返しする方法についてまとめてみました。
ただ、浮気相手が誰だからわからない、浮気相手の住所を知らない、という場合、慰謝料の請求が出来ない場合もあります。

そんな時は、探偵事務所などに相談するといいでしょう。
探偵事務所に相談すれば、浮気相手が誰で、どこに住んでいるのかを尾行や張り込みなどの方法を使って調べてもらうことができます。

また、探偵は違法な調査を行ってはならないと法律で定められているので、違法行為で浮気相手から訴えられるという可能性もかなり低くなります。

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