GPSアプリ「友達を探す」で位置情報を共有
位置情報アプリ「友達を探す」の使い方を画像で解説
今回は、位置情報アプリ「友達を探す」についてご紹介します。
「友達を探す」は、iPhoneをはじめとするiOS(iOS9以降)搭載端末にはあらかじめインストールされているApple社の無料アプリです。(iOS8の場合はAppStoreから無料でインストールできます。)
その機能と、どんな場面で活用できるのかをみていきましょう。
「友達を探す」でできること
「友達を探す」の基本的な機能は大きく分けて次の2つです。
リクエストを送り承認されることで、相手の位置情報をリアルタイムに知ることができます。
同様に、相手からリクエストを受け取り承認することで、相手に自分の位置情報を提供することができます。
自分や相手が特定の場所から移動した時、又は特定の場所に到着した時にお知らせを送ったり受け取ったりできます。
もちろん、位置情報の共有をストップしたり通知を送らないようにするなどの設定も可能です。
友達から位置情報の提供を求められても、承認するかどうかは自分で選ぶことができます。
また、位置情報提供のリクエスト自体を受け付けないように設定することも可能です。
「友達を探す」はこんな時に便利!
位置情報を共有・通知できる機能は、私たちの生活の中の様々な場面で役に立ちます。
その例をいくつかみてみましょう。
家族そろってiOS端末を使用している場合、「友達を探す」を活用してお互いを見守ることができます。
子供の学校や両親の職場など、いつも決まって通う場所と自宅をそれぞれ通知ポイントとして登録すれば、「今から帰るよ」「今帰ったよ」などの定型連絡をわざわざメールや電話でする手間がはぶけます。
万が一帰宅通知がいつもより遅いな…と心配になっても、位置情報の共有をオンにしておけば今どこにいるのか確認できます。
家族や友人と出かけた先で、うっかりはぐれてしまった!
なんてことになっても大丈夫です。「友達を探す」でお互いの位置を確認できます。
もし位置情報の共有設定がオフになっている状態であれば、「共有オンにして〜」とひとこと電話やメールで伝えれば、あとはアプリの地図上に表示された現在地を頼りに相手の居場所へ向かうことができます。
スマホをなくした!別の電話からコールしてみたがどこからも着信音が聞こえない…そんなとき「友達を探す」でお互いにフォローし合っている家族や友人がそばにいる場合であれば、その人の端末で「友達を探す」から自分のスマホの現在位置を特定できるかもしれません。
ただし、これはなくしたスマホの位置情報共有設定がオンのままになっていないと不可能です。
「友達を探す」を浮気調査で使用できる?
様々な場面で活用できる「友達を探す」。
自分以外の人の位置情報を知ることができるのなら、恋人や夫婦の浮気調査にも使えるのでは…と思う方も多いかもしれません。
実際に「友達を探す」は浮気調査に活用できるのでしょうか?
結論から言いますと、「友達を探す」を浮気調査の目的で使用するのはあまり現実的ではありません。
なぜなら、アプリのインストールから位置情報提供などの細かい設定まで、基本的には端末の所有者本人の意思・承認が必要となるからです。
リクエスト承認や通知設定などの詳細設定を本人に内緒でこっそりオンにしておく…などはできないことではありません。
しかし「友達を探す」では、自分の位置情報が共有されているかどうかを本人が確認することもできるので、すぐに気づかれてしまうでしょう。もしパートナーであるあなたが浮気を疑って勝手にスマホをいじったということがバレれば、ふたりの関係が険悪なものになりかねません。
また、他人のスマホにGPS機能付きアプリを無断でインストールするとプライバシーの侵害などで訴えられても文句は言えませんので注意しましょう。
アプリの使い方
ここからは「友達を探す」の各種設定方法について解説していきます。
こちらの人型の黄色いアイコンが「友達を探す」のアプリです。
OSのバージョンによってインストールされていない場合は、App Storeからインストールしましょう。
アプリを開くとこのように自分の現在地を示すホーム画面が表示されます。
左上の「<」マークをタップするとこのようなメニュー画面に切り替わります。
位置情報共有設定をする
メニュー画面下部にある「自分」のアイコンをタップすると各種設定ができる「自分」ページになります。
「自分の位置情報を共有」という項目のスイッチをタップして位置情報共有のオン・オフを切り替えることが出来ます。
位置情報の共有がオンの状態では地図上のアイコンが青く点滅しています。
位置情報の共有をオフにすると地図上のアイコンが赤く点滅します。
リクエスト許可設定をする
「自分」ページを下にスクロールしていくと、「友達リクエストを許可」という項目があります。
このスイッチがオンの状態のときは、友達があなたに位置情報共有のリクエストを申請することができます。
スイッチをオフにすると、友達からのリクエスト自体を受け付けない状態になります。
位置情報の通知を送る
「自分」ページの地図の右下にある「友達に通知」をタップします。
この画面で自分の位置情報を友達に通知するタイミングなどを設定できます。
通知を送りたい相手の連絡先を「宛先」に入力します。
「+」マークをタップすると、通知先を追加することも出来ます。
アプリ内で登録している友達がいる場合は、この画面で宛先候補として表示されるので、その中から選択することもできます。
候補の中から通知を送る相手を選択するとこのように連絡先情報が表示されるので、連絡先を選択しましょう。
宛先を設定すると、通知設定画面の「宛先」に相手の名前が表示されます。
次に、自分の位置情報を相手に通知するタイミングを設定します。
選択できるタイミングは「今すぐ」「出発時」「到着時」の3つです。
通知を送る位置ポイントを設定します。
現在地を通知ポイントして設定する場合は「自分の現在地」を選択します。
それ以外の場所を通知ポイントして設定する場合は「その他」をタップします。
すると地図画面に切り替わるので、画面ジョブの検索窓に設定したい場所の名称か住所を入力します。
検索すると地図上に候補地が表示されるので、その中から設定ししたいポイントを選択し、「完了」をタップします。
通知設定画面に設定した位置ポイントが追加されます。
画面一番下の「毎回繰り返す」のスイッチをオンにしておくと、今回設定した通知ポイントに到着・または出発した時に、設定した相手に自動で毎回通知を送ることが出来ます。
位置情報にラベルを付ける
「自分」ページの地図の左下にある「ラベルを選択」をタップすると、自分の位置情報にラベルをつけることができます。
ラベルを選択すると、地図上で自分のアイコンにその情報が表示されます。
ラベルは既存のもの以外にも自分で作成することもできます。
ラベル選択画面右上の「編集」をタップすれば、作成したラベルを削除することもできます。
アプリからの通知に関する設定
友達から自分宛てに送られてくる位置情報の通知などを非表示にしたい場合など、自分の端末への通知に関する設定の仕方です。
端末の「設定」メニューを開きます。
「通知」の項目をタップします。
アプリの中から「友達を探す」を選んでタップします。
このページで端末への通知に関する各種設定が行なえます。