ステルス盗聴器の発見が難しい理由とは
ステルス盗聴器の発見が難しい理由とステルス盗聴器の特徴
盗聴器の中には「ステルス盗聴器」というものがあり、
英語でステルスとは「隠密」「こっそりする」という意味です。
盗聴はもともとこっそり行なうものですが、このステルス盗聴器は
通常の盗聴器発見器では発見できないような「発見が難しい盗聴器」を指します。
ステルス盗聴器に代表されるものは
「リモコン式盗聴器」「スクランブル盗聴器」といった盗聴器が上げられます。
このステルス盗聴器は以前はプロが使用していたものですが、
今は一般の人でも入手は可能となっています。
市販されている盗聴器発見器ではステルス盗聴器は発見できない!
インターネットで見かける盗聴器発見器はアナログ電波にしか
対応していないものがほとんどです。
そのアナログ式盗聴器しか傍受出来ない盗聴器発見器では
ステルス盗聴器と呼ばれる盗聴器が仕掛けられていたとしても
見つけることは出来ません。
盗聴器と言ってもその種類は
「アナログ式盗聴器」
「デジタル式盗聴器」
「リモコン式盗聴器」
「スクランブル盗聴器」
その他にも電卓、ボールペン、マウスなどにカモフラージュされた
電波の発しない「ボイスレコーダー式盗聴器」といった多くのタイプが存在します。
このような盗聴器を全ての見つけようと思った場合、
盗聴器のタイプ別に専用の機材をそれぞれ用意して調査を
行なわなければいけません。
ステルス盗聴器の製品と性能
「リモコン式盗聴器」
1.リモコン式盗聴器 KRT-800TA・KRT-800T
2.リモコン用受信機 KRT-800R
3.RC-SLEEPER
使用方法
リモコン式の盗聴器を盗聴したい場所に仕掛け、専用受信機の電源をオンにして盗聴を行う。
専用受信機の電源のオン・オフに連動して送信機の電源もオン・オフとなる。
受信距離は10m〜200mと周辺環境により異なる。
特徴
盗聴器の電源のオン・オフを自由に切り替えることが出来る盗聴器。オフの状態では盗聴電波を発しないので通常の盗聴器発見器では
見つけることが出来ない。
「スクランブル盗聴器」
1.スクランブル方式盗聴器 SCR-100T
2.スクランブル方式受信機 SCR-100R
使用方法
スクランブル式の盗聴器を盗聴したい場所に仕掛け、スクランブル方式専用受信機で盗聴を行う。
受信距離は10m〜200mと周辺環境により異なる。
特徴
盗聴器に使用される4種類の周波数が一定間隔でころころと切り替わる盗聴器。
1秒間に約20回程度周波数が切りかわり、スクランブルパターンは
6パターン用意されている。
周波数がころころ切り替わりながら電波が発信されるので
通常の盗聴器発見器では見つけることが出来ない。
ステルス盗聴器を見つけるには?
ステルス盗聴器を探すには、
「電源を強制的にオンにする専用機材」や「専用のスクランブル方式受信機」が
必要になります。
今はインターネットでいろいろな盗聴器発見器が販売されていて
簡単に買うことも出来ますが、それはすべての盗聴器に対応できるものでは
ありません。
ベーシックなアナログ式の盗聴器が仕掛けられていた場合、
性能の良い盗聴器発見器を使用すれば見つけるのはさほど難しくはありません。
しかし、今は盗聴器はアナログ式だけでなく、とても複雑で隠し場所も巧妙です。
「リモコン式盗聴器」と「スクランブル盗聴器」の機能を合体させた
リモコンスクランブル盗聴器(SCR-200T,SCR-200R)というステルス盗聴器も
あります。
こういった複雑な盗聴器を発見するには専門の機材を使い、
豊富な知識や経験がないと見つけることは出来ません。
少しでもステルス盗聴器の疑いがあるならば、ご自身で無理はせずに
専門業者に依頼するのが確実な方法かと思います。
盗聴に関するその他の記事
盗聴器発見調査の相談は、無料でご利用頂けます。