尾行されていると感じた時、身を守る方法とは

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探偵に聞いてみた


まず「尾行される心当たり」を考えてみよう


「最近、誰かに尾行されている気がして不安です」という質問が届いています。

尾行されているか心配な人は、まず「思い過ごしであるケース」と「本当に尾行されているケース」、 どちらに当てはまるかを考えてみてください。


尾行が思い過ごし、ということもあるのですか?

深く思い悩んでいる人などは、まれに尾行されていると勘違いしてしまう場合があります。
たとえば「アメリカ軍が自分を尾行している」「あらゆる外出先で不特定多数のグループから 集団ストーカーされている」など、非現実的なところまで不安がおよんでいれば、勘違いという可能性が高いでしょう。


そういえば大物ミュージシャンや女優が、自分は尾行されている、集団ストーカーされていると大々的に発言したニュースもありましたね。

彼らは有名人という特殊な立場なので、本当にマスコミから尾行された時期はあったと思います。
ただ、実在が確認できない団体の名前が犯行グループとして出てきたり、1年以上も尾行が続いていると発言したりしていますので、 あまり現実味が感じられない部分もあります。


たった1人の相手を長期間にわたって集団ストーカーするのは、たしかにリアリティが足りない気がします。

1日数時間の尾行を探偵社に依頼したとすれば、最低でも数万円のコストがかかります。
これを1年以上続けられるほど、自分は重要なポジションにいるのかを考えれば、思い過ごしかどうかの判断はある程度できるでしょう。


そういえば尾行コストの問題って考えたことありません……。プロ探偵ならではの視点ですね。

ほかに、長期間尾行すれば、発覚のリスクも当然上がってきます。
大勢の人員を投入するほど情報が漏えいする可能性も増えます。
これほど数多くの危険を冒してまで1人のターゲットを尾行するというのは、よほど特殊な状況に限られます。


よっぽど心当たりがないかぎり、尾行されているかも?というのは思い過ごしなんですね。

ところが、そうとも言い切れない場合も一部ありますので注意が必要です。


どんな場合でしょうか?

恋愛感情のからむストーカー的な行為が代表例です。
たまたま通勤中の電車でひと目ぼれされた、 たまたま交際相手との仲をねたむ第三者がいた……など、 本人に落ち度がない理由で、粘着質な相手から尾行されている可能性もゼロではありません。

尾行されているかどうか見分けるテクニック

ストーカー的な尾行者の話が出たところで、思い過ごしではない、本当に尾行されているケースを教えてください。

たとえばパートナーに浮気を疑われ、本人や探偵から尾行される場合です。
また、浮気などがなくても、結婚調査・採用調査の一環として尾行がつくこともあります。


そんな調査もあるんですか!?

大切な娘を嫁にやって大丈夫か、うちの会社で雇っても問題はないか、 その判断をするために行われる「素行調査」には、聞き込みのほかに尾行も含まれます。


うしろめたいところがなければ大丈夫ですけど、あまり気持ちのいい話ではありませんね……。

人間は誰でも相手から好感を持たれようと、自分を飾り立てる生き物です。
しかしそれが度を超えて、結婚したとたん妻に暴力を振るったり、ギャンブルで家計を崩壊させたり、 まったく別の本性をあわらす人間がいるのも事実でしょう。
そうしたリスクを軽減するためには、 尾行調査で日頃の行動範囲、交友関係などを洗い出すのも必要になってきます。


もし本当に尾行されているなら、見分ける方法はあるのでしょうか?

道を歩いているとき、クルマを運転しているとき、同じ方向に連続で3回または4回曲がってみてください。
それでも付いてくる相手がいるなら、尾行者の可能性は低くありません。


連続して曲がるって不自然な動きですよね。

そうです。無意味な行動だからこそ、尾行者をあぶり出すことができます。
また、歩いている途中で急に立ち止まったり、Uターンしてみるのも効果的です。
尾行者がいれば、不意の動きにあわてるかもしれません。


尾行者が困るような動きをするべし、ですね。勉強になります。

ただし経験を積んでいるプロなら、不自然な動きがあった時点で尾行を打ち切るか、 交代要員とチェンジしてくることもあるので万能な見分け方ではありません。


ほかに有効な見分け方はありますか?

尾行は基本的に、張り込みとセットになっています。 対象者が家や会社から出るまで待ち、出てきたら尾行スタートという流れになるからです。


ということは、張り込みしている相手を見つければいいんですね。

いつも似たような場所に同じクルマ、同じ人間がいないか。
その場所からは、自分が建物に出入りするところを見通せるか。
相手は自分が移動をはじめると付いてくるか。

これらから総合的に判断すると良いでしょう。
いつも同じクルマが停まっているなら、念のためナンバーを控えておくのを推奨します。


尾行しているのが個人ではなく組織なら、クルマや人間を日によって替えたりしませんか?

たしかにそれはできますが、先にも述べたコストの問題がありますから、 尾行者である可能性は「同じクルマ、同じ人間」がいる場合より下がると判断できます。
長期間にわたって、別のクルマが停まっていたとすれば、 単にその場所が路上駐車に適しているだけと考えるほうが自然ではないでしょうか。

「尾行者の尾行」を探偵に頼むこともできる!

尾行されているかも、という不安は気にしすぎの場合が多いと分かりましたが、それでも安心できない人はどうすれば良いでしょうか?

どうしても尾行が気になるなら、探偵に依頼して安心を得る選択肢もあります。


どんなふうに依頼するのですか?

「自分に尾行者がついているか調べてほしい」と言えば、相談に応じてくれるはずです。


探偵さんとしても珍しい依頼でしょうね。

いいえ。現代はストーカーの案件も増加傾向にあり、対策の1つとして、 ご依頼者様の安全確保は重要な業務です。
警察とは違い、なにか事件が起きる前から積極的に立ち回れるのが探偵の強みです。


具体的に、依頼したら何をやってもらえるのでしょうか?

探偵社によって異なりますが、たとえば「張り込みされそうなポジションの洗い出し」 「張り込み中と思われる車両・人物の撮影」「依頼者が尾行されていないか、離れて尾行して確認する」などです。
実際に尾行者がいた場合、その相手を尾行して、素性を突き止めることもできます。


尾行者がプロの探偵だとしても、そのプロを相手に尾行なんてできるんですか!?

意外に思われるかもしれませんが、たとえ尾行に熟練した者でも、 対象者の尾行に全神経を集中している時は、自分の背後まで気が回らないものです。
その心理的な隙を私たちはつきます。プロ同士なら「後ろから追っている側」に優位性があります。


スパイドラマの対決シーンみたいでどきどきしますね。

直接的な尾行だけでなく、自分のクルマにGPS発信機を付けられているかどうかの調査をしてくれる探偵社もあります。
どこまで不安に感じているか、どれだけ本気で対策したいかに応じて、尾行・張り込み・GPS発見調査を依頼すると、安心感が得られるでしょう。

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